関東4県の青果と乳製品、条件付きで輸入解禁

香港特区政府食物安全中心(CFS)は7月20日、東日本大震災の原発事故により制限されていた一部の日本産農産物の輸入を24日から条件付きで解禁すると発表した。20日付政府公報によると、対象となるのは4県(茨城、栃木、千葉、群馬)の青果物と乳製品、粉ミルク。輸入の条件として、食品の産地および放射性物質含有量が食品法典委員会によるガイドラインの基準値を超えていないことを証明する日本側の農林水産省発行の放射性物質検査報告書と、輸出証明書の提示が必須となる。しかし、福島県産の青果と乳製品については禁輸のままとなる。CFSのスポークスマンは、「特区政府は食物の安全を考慮し、2011年3月24日から日本からの輸入食品のサンプルを49万個以上検査したが、ガイドラインの基準値を超えたサンプルは1個もなかった。2016年9月以降は、いかなる放射性物質も検出されていない」とコメント。CFSでは今後も引き続き毎営業日にホームページで、日本からの輸入食品の最新の検査結果を公表するという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180607_10879/

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