ヤマト運輸、保冷倉庫仮ライセンスを取得【香港―経済】

ヤマト運輸(香港)は6月29日、特区政府食物環境衛生署が発行する保冷倉庫仮ライセンスを取得した。食の安心・安全を求める声が高まる中、今後は宅急便、ロジスティクス、保冷倉庫の一体化により日本の産地から香港のお届け先まで自社による一貫保冷輸送が可能となる。保冷倉庫が設立されたのは九龍湾。宅急便、ロジスティクス、保冷倉庫、事務所が入った大型複合型施設で、広さは4万8000平方フィート(約4500平方メートル)に及ぶ。同社の峰健治ゼネラルマネジャーは「香港に向けた日本の農林水産物の輸出量が年々増加しているなか、高品質な一貫保冷輸送が生産者や中小企業の強みにつながれば」と話す。現在、ヤマトホールディングス株式会社の海外現地法人は世界24カ国・地域に27社で、香港は1982年10月に進出(宅急便事業は2011年2月)。日本と各地のネットワークを活用しアジア経済圏で宅急便サービスをはじめとした物流サービスのさらなる普及を目指している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170803_2458/

Share