相次ぐバスの座席破壊、容疑者同士は面識なし【香港―社会】

最近バスの座席が破壊される事件が多発しているが、香港警察は先に針を仕込んだ男を逮捕したのに続いて7月10日、新たな容疑者5人を逮捕した。11日付香港各紙によると、被害の多くは九龍バス(KMB)で、シートを切り裂う、針を刺す、ペンキをかける、ガラスを割るというような被害が約1カ月前から約30件起きている。逮捕された22~52歳の男(香港人3人、パキスタン人2人)は最近発生した5件に関与したものとみられるが、街市(公設マーケット)勤務というパキスタン人2人以外はいずれも職業は異なり、互いに面識はなく、組織的な犯行ではないという。10日早朝にも発生した新たな事件が起きたが、これは別の人物の犯行とみられる。警察ではこうした破壊行為は単なるいたずらではないと指摘。刑事起訴されて有罪になれば10年以下の禁固刑となる可能性があり、安易にやらないよう呼び掛けている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180709_11689/

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