スマホ決済浸透せず、利用率わずか2割【香港―経済】

数年来、支付宝(アリペイ)や微信支付(ウィーチャットペイ)、アップルペイなど、スマートフォンによる決済が話題となっているが、香港での普及率はわずか2割にとどまっていることがわかった。7月5日付香港各紙によると、これは香港生産力促進局(HKPC)が支付宝香港と共同で、香港市民1049人(15~64歳)を対象に過去1年間で日常で頻繁に使用した決済方法について調査したもの。首位は現金で99%、以下、八達通(97%)、クレジットカード(53%)、EPS(25%)非接触型クレジットカード(25%)と続き、スマホ決済はわずか20%という結果に。スマホ決済をしない理由としては「操作方法がわからない」(68%)、「個人情報が流出するリスクがある」(55%)などが主因のようだ。香港資訊科技商会の方保僑・栄誉会長は「八達通が浸透している上に、現在スマホ決済は高額チャージができない。香港金融管理局(HKMA)が推進する快速チャージシステムが開始される9月が分水嶺になるのでは」とスマホ決済の普及に期待する姿勢を見せた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180606_10829/

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