警官団体代表「違法行為で正義達成」を批判【香港―政治】

警察官団体の香港警察隊員佐級協会は6月19日、新たな執行委員会の就任式典を行った。20日付香港各紙によると、新任主席に就任した林志偉氏はスピーチで「近年いわゆる『違法行為によって正義を達成する』という思想が鼓吹されたために若者が法律・規律を破壊し、一部若者はそそのかされて前途を失ったことに痛惜を感じる」と批判。また近年は警官が公務を執行する際に挑発やののしりを受けることが多くなったことに対し、警官の新規採用に影響し、最終的には市民が被害を受けると指摘。引き続き警官侮辱罪の立法を目指し前線警官が安心して法を執行できることを保障するとの姿勢を示した。式典には梁振英・前行政長官(全国政協副主席)や警務処の盧偉聡・処長、香港基本法委員会委員の譚惠珠氏らも出席。警察隊員佐級協会の創設会長である譚氏もスピーチで「違法行為によって正義を達成する」問題に触れ、「象牙の塔に身を置いている学者が他人の子女に罪を犯させ、ひいては刑務所に送り込み、自分は手を汚さない」と非難した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180614_11059/

 

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