W杯開幕前夜、ノミ行為の摘発で45人逮捕【香港―社会】

FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会の開幕前夜の6月13日、香港警察と中国広東省の当局が、違法とばくの一斉取り締まりを行い、両地合わせて52人が逮捕された。6月15日付香港各紙によると、香港では20数カ所で男女計45人を逮捕し、サッカーくじ7800万ドルの投票記録をはじめ、現金250万ドル余り、パソコン、とばく道具、ドラッグなどの証拠物品を押収した。摘発場所の中にはホンハムの商業ビルの一室を利用し、クラブ形式で運営された豪華な賭場もあった。内部には麻雀台やゲーム機、休憩室、サウナ、ワインセラーまで完備していて、バスローブやワインのサービスもあったという。そこでは3000万ドルにおよぶサッカーくじと競馬のノミ行為の投票記録が見つかり、胴元ら5人と客11人が逮捕された。香港警察の資料によると、サッカーくじのノミ行為の摘発は、2014年W杯開催年は89件で逮捕者は155人、投票額は7億3600万ドルだったが、翌15年の摘発は5件で逮捕者は17人、投票額は9700万ドルというように、いかにW杯開催時に違法とばくが増えるかがうかがえる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=9135

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