キャセイ国内外の9路線を大幅拡張【香港―経済】

キャセイパシフィック航空(国泰航空)が1年内の規模としては過去最大となる9路線の拡張を発表した。6月4日付香港各紙によると、国内は南寧と済南の2路線が、国外はブリュッセル、コペンハーゲン、ダブリン、メダン(インドネシア)など中長距離を中心に7路線が新規に就航するという。同社の盧家培・顧客及商務総裁は、その選定理由を「ビジネスクラスを中心に利用者増が望めることと、香港市民が興味を持ちそうな場所にした」と述べる。今回の路線拡大は3カ年計画と銘打った財政建て直し案の一環だが、価格競争で激烈化する市場に敢えて物量で勝負を挑む形だ。また盧氏は中国本土客が香港を素通りし直接海外に出かける現状を認めながらも、「就航地や便数、海外便との乗り継ぎの至便性など香港の優位性はまだある」とハブとしての香港への期待をにじませた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180316_7851/

Share