財政予算案が通過、民主派から3人が賛成【香港―政治】

立法会で5月10日、今年度財政予算案に関する「2018年撥款条例草案」が可決した。11日付香港各紙によると、同草案は賛成43票、反対11票、棄権8票で可決。審議に費やした時間はわずか40時間で、2013年に民主派議員が議事妨害戦術を開始してからの予算案審議では最速の通過となった。さらに賛成票には民主派「専業議政」の莫乃光、梁継昌、李国麟の3氏が含まれていた。近年では最多となった棄権の8票は民主党7人(党籍凍結中の許智峯氏を含む)と専業議政の葉建源氏となっている。2015年には民主派らが3900項目に及ぶ修正案を提出するなどの議事妨害を行い、審議に100時間以上を要することが近年の傾向だった。今回は民主派による修正案は234項目、そのうち審議を認められたのは65項目に過ぎず、それも1項目は撤回、ほかはすべて否決された。陳茂波・財政長官が提出した4000ドルの現金支給と社会保障の予算増額の修正案は可決された。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180326_8143/

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