身分証の盗用、被害額は約580万ドル【香港―社会】

他人の身分証を盗用し、銀行預金580万5000ドルを奪った男ら4人が指名手配され、その顔写真が公開された。4月19日付香港各紙によると、事件が起きたのは2017年6月。被害男性はすでに定年退職している61歳の男性で、17年6月20日に銀行預金がなくなっていることを知り、そのときにやっと身分証が手元にないことに気付き通報した。普段は銀行にあまり足を運ぶことはなく、銀行からの通知など郵便が届かないことにも気付かなかったという。その後、警察の調べで、容疑者のうちの1人は55歳くらいの男で17年6月13日にクイーンズロードに位置する某銀行の支店で現金6万ドルを引き出し、翌14日には油麻地の貴金属店で金の延べ棒17本を予約して、銀行のチムサーチョイの支店で現金13万5000ドルを引き出すとともに530万ドルを貴金属店の口座に振り込んでいたことが分かった。ほかの3人の男は銀行近くをうろうろしたり、貴金属店や銀行への問い合わせを担当していたという。通報から10カ月が過ぎたものの捜査に進展はなく、当局では防犯カメラに写った容疑者の画像を公開し、情報提供を呼び掛けている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=11053

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