「滬港通」「深港通」の投資上限引き上げ【香港―経済】

中国人民銀行(中央銀行)の易綱・行長(総裁)は4月11日、「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」2018年年次総会で金融市場のさらなる開放措置を発表し、香港と中国本土(上海、深セン)の証取の相互乗り入れである「滬港通」「深港通」の投資上限が引き上げられることになった。12日付香港各紙によると、「滬港通」「深港通」の1日当たりの取引上限は4倍に引き上げられ、5月1日から実施。香港から上海・深センへの投資がこれまでの130億元から520億元に、上海・深センから香港への投資がこれまでの105億元から420億元に拡大する。市場ではA株が6月からMSCI指数に組み込まれることに合わせた措置とみられている。このほかに年内に実施する金融開放措置は10項目に及ぶ。また易総裁は、上海と英ロンドンの両証取相互乗り入れの準備作業が順調に進んでおり、年内実現を目指していることも表明した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171116_5179/

Share