補選で当選した区諾軒氏への訴訟申請が棄却【香港―政治】

高等法院(高等裁判所)は3月29日、立法会補欠選挙で当選した区諾軒氏の議員資格無効を求める訴訟申請を却下した。同日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、香港島選挙区の有権者でタクシー運転手団体「的士司機従業員総会」の秘書長を務める黄大海氏は、区氏が「自決」を提唱したり基本法を燃やしたことなどを理由に補選への出馬承認と議員資格の無効を求めて13日に訴訟を申請。高等法院は28日に開廷し受理を検討した結果、29日に棄却の裁定を下し、黄氏に訴訟費用支払いを命じた。裁判官は「候補者と当選者の資格問題は立法会条例61条に基づく選挙への異議申し立て、または73条に基づく議員資格取り消しを通じてのみ処理できる。申請者の要求は立法会条例の範ちゅうに入るので、同条例を通じた法的ルートで処理すべき」と説明した。黄氏は当初、区氏の当選が官報に掲載されることなどを阻止するため臨時禁止令を要求できる訴訟を選んだが、官報掲載後の状況の変化で申請内容を変えていた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180315_7835/

 

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