「一地両検」審議、区諾軒氏が警備員と衝突【香港―政治】

立法会で3月27日、高速鉄道の「一地両検」について審議する「広深港高鉄(一地両検)条例草案」委員会の会議が行われたが、非親政府派議員らによる抗議で中断となった。28日付香港各紙によると、会議には特区政府運輸及房屋局の陳帆・局長が招かれ条例草案を説明。だが陳局長が説明している際に非親政府派は司法長官が出席していないことなどで抗議。委員会主席を務める葉劉淑儀・議員が警告したものの妨害活動が続いたため会議を一時中断した。だが再開後、区諾軒・議員が突然、陳局長に向かって突進してきたため警備員4人が制止しようとし、区氏と警備員1人が床に倒れた。その後、多くの非親政府派議員が議長席に詰め寄るなどで再び中断したが、混乱が収まらなかったため葉劉氏は休会を宣言した。先の補欠選挙で当選し議員に就任したばかりの区氏は自決派「香港衆志」の支援を受けたため、今回の行動は「香港衆志」に忠義を示すものともみられている。また区氏は同じく補選で当選した范国威氏とともに過激派議員で構成される「議会陣線」に加わった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180315_7835/

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