基本法委員会主任に憲法改正の沈春耀氏【香港―政治】

第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第1回会議が3月21日に行われ、全人代法制工作委員会主任の沈春耀氏が香港とマカオの基本法委員会主任に任命された。22日付香港各紙によると、李飛・前主任の後任となった沈氏は今回の憲法改正の過程に携わっており、11日に憲法改正が可決した際に法制工作委員会主任として記者会見で解説していた。これまで香港マカオ事務にはあまりかかわっておらず、基本法委員会のポストに着いたこともない。だが基本法委員会の梁愛詩・副主任は、全人代常務委員会の基本法解釈など香港問題に関する決定では沈氏が処理したこともあり、香港事務には通じていると指摘。全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は、憲法改正に携わった沈氏が基本法委員会主任を務めることについて「中央がますます憲法の重要性を強調していることが反映されおり、今後、香港での憲法の広報活動を強化するだろう」とみている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180322_8046/

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