財政予算案、貧困層に2000ドル支給も【香港―経済】

2月28日に発表される新年度財政予算案では貧困学生・児童に2000ドルが支給されるもようだ。27日付香港各紙によると、今回の予算案では潤沢な財政黒字を市民に還元するため税還付や減税などの措置は盛り込まれるものの、全市民への現金支給は行わないことが明らかになっている。ただし特定の層を対象にした支援措置が盛り込まれ、貧困家庭の学生・児童には1人当たり2000ドルの一時金が支給されることになる。収入審査を経て学費減免または各種手当を受けている大中小学校と幼稚園の学生・児童に対し2000ドルを手当受け取り用の口座に入金する。数億ドルの予算が充てられ、数十万人が恩恵を受ける見込みだ。立法会での予算案通過を待って2018/19年度に支給される。ほかにも教育分野は今回の予算案で重視されており、現行の「学生カウンセリング・サービス手当」の支給額を増やすなどして各小学校にソーシャルワーカーを1人置くことが実現できるようにする。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180227_7451/

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