郷愁感あふれる香港の味

郷愁感あふれる香港の味

毎日ローストする、香港ではおなじみのチャーシューライスにフォアグラソテーを載せた新しい料理。目玉焼きを合わせて香ばしさをマイルドにしている(148ドル)

セントラルにあった香港式レストラン「Loyal Dining Restaurant」が昨年、湾仔に移転し再オープンした。英国植民地だった1960〜70年代の「East Meets West/東西融合」の潮流を取り入れた料理は、多くの香港人がずっと日常的に愛してきた味。今もなお香港の若い世代に親しまれ、香港を訪れる外国人もエキゾチックな味わいに夢中になるという。香港らしいクラシックな料理を提供する店が減りつつある中、貴重な文化を継承するレストランといえよう。

バターでいためたキノコを詰めたトーストボックス(88ドル)
牛肉ヌードル(108ドル)は、鍋肌でしっかりといためた甘辛の自家製しょう油味
リッチな「Waldorf Salad」とエビ団子(108ドル)。まさに東西融合メニュー

郷愁感あふれる香港の味とアジア料理を味わいながらリラックスできるよう、グリーンが基調の明るい内装にしたという。地下にはバーを併設。地元香港人に人気のアイスレモンティーから発想した「Loyal Iced Tea」など、カクテルのラインアップは新旧の香港をイメージしたものが多い。定番のエビトーストなどスナックメニューも用意する。旧正月を迎えたら、今年はあらためて香港の食文化をゆっくりと味わってはいかがだろう。
(文・鈴木理絵/写真提供・同店)

Loyal Dining(来佬餐館)

所在地:  1/F., 5 Tonnochy Road, Wan Chai
電  話:3125-3000(レストラン)3125-3888(バー)
営業時間:12:00~23:00(バーは翌3:00まで)

 

 

 

 

 

 

 

Share