体内に隠したコカイン、大便失禁で露呈【香港―社会】

香港税関は香港国際空港で11月18日、避妊具に入れたコカインを体内に隠して密輸しようとした女の身柄を拘束した。11月20日付香港各紙によれば、自称・小売商の容疑者(52歳)はペルー籍で、オランダ経由で来港。18日に税関を通過する時、挙動不審だったことから税関職員が呼びとめたところ突然大便を失禁し、液体が入った避妊具数個を排出したという。運ばれた病院でのX線検査で体内に大量の避妊具が見つかり、翌19日に180個を排出した。いずれも中には液状のコカインが入っており、1個は約14グラム、合計2.5キロは末端価格230万ドルに相当する。さらにまだ体内に8~10個残っている可能性があるそうだ。当局ではコカインの出自と香港が目的だったのかなどについて捜査を進めている。医師は、コカインが液状だったため飲み込みやすかっただろうと指摘。しかし、もしも体内で避妊具が敗れコカインが漏れ出した場合、慢性中毒になる危険性があるのだという。今回は、毒物を体内に隠しての密輸としては今年最大の事件だ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170710_1890/

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