何依婷さん

下馬評では最高だった小顔美女

セクシーなビキニ姿を披露した何依婷さん。2017年9月3日、香港将軍澳のTVBスタジオ特設ステージで、筆者撮影

 中華圏のミスコンテスト出場者のなかには、容姿など外形的に美しいだけでなく、舞踏、歌唱、中国書道などの一芸に秀で、学業成績や職業にも出色の美女が少なくない。

 香港小姐(ミス香港)の場合は、応募から一次面試・淘汰賽・外景拍撮(プロモーション撮影)などを通じて、洪水のようなマスコミ報道にさらされ、多くの個人情報が露顕してしまうが、明らかになった彼女たちの多芸多才ぶりには、目を見張るものがある。

 今回ご紹介する2017年香港小姐亞軍(准ミス1位)の何依婷さんの場合、九龍黄大仙の公営団地で育った庶民家庭の出身ながら、小中学生の頃から、中国語・歴史・経済などの学科で表彰された優等生だった。香港城市大學商学院に進学後も、米国のスタンフォード大学、英国のリーズ大学、そして中国上海の復旦大学で交換留学生として研鑽を積み、香港小姐の応募時には、会計事務所で働いていた。

ドレス姿で登場した何依婷さん2017年9月3日、香港将軍澳のTVBスタジオ特設ステージで、筆者撮影

 愛くるしい小顔とキュートな姿態。下馬評ではダントツの評判だったが、「教授」と称するTVBの元老級芸人たちの評判団(審査員)の選考では、雷荘𠒇さんに冠軍(ミス)のタイトルをさらわれ、彼女は亞軍の地位に甘んじた。現在はTVBの第29期芸人訓練班で修行中のようだ。卒業後には、TVB専属芸人としてさまざまな番組に出演して活躍するのだろう。

(このシリーズは月1回掲載します)

筆者・和仁廉夫(わに・ゆきお)
1956年東京生まれ。香港で第2次大戦期の日本占領史跡などを扱った『歳月無聲』(花千樹出版・中文)を出版。中国ミスコンに関しては、「広州『姿』本主義〜香港返還もう一つの意味」(霞山会『東亜』20099月号)がある。

Share