国務院香港マカオ弁公室の張暁明・主任は10月27日、新華社のインタビューを受け、中国共産党第19回全国代表大会(19大)で習近平・総書記が発表した報告の香港に関する部分を解説した。28日付香港各紙によると、張主任は報告について5つのポイントを挙げ、特に「中央が香港の全面統治権を持つ」と強調された点に関しては、行政長官と主要高官の任命権や基本法の解釈・修正権、政治体制改革の決定権など中央の権力を尊重するよう香港社会に求めていると説明し、「ごく少数の者が高度な自治を理由に中央の法に基づく関連権力の行使に対抗または排斥、ひいては『1国』の原則と最後の一線に公然と挑戦する間違った言行に対するものである」と述べた。これに対し民主党の胡志偉・主席は「香港独立を提唱しているのは少数の者だけだが、張主任は少数の意見を拡大している」と批判。一方、民主建港協進連盟(民建連)の李慧瓊・主席は「高度な自治を無制限に拡大する者や1国2制度を顧みずに香港独立を提唱する者がおり、これら人たちに対するものだ」と指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171030_4677/