立法会、不動産抑制策の審議先送りを可決【香港―政治】

立法会で10月18~19日、今年度初の本会議が行われたが、民主派議員による議事妨害で両日とも流会となった。だが不動産市場の過熱抑制策に当たる「2017年印花税(修訂)条例草案」の審議中断は可決され、高速鉄道の「一地両検」議案の審議を優先できる見込みだ。20日付香港各紙によると、民主派議員は両日で計27回にわたり出席者数の確認を求め、会議時間の3分の1に当たる4時間半が人数確認に費やされた。民主派会議の莫乃光・召集人は、政府が「一地両検」議案の審議を確保するために不動産抑制策の審議中断を求めたことに不満を表明し、議事妨害はそのための手段と説明した。19日は最終的に不動産抑制策の審議中断案が賛成36票、反対20票で可決。だが次に「エネルギー効率条例」の討議に入る際に再び民主派が人数確認を求め、法定人数不足で梁君彦・議長が休会を宣言した。ただし梁議長は25日に行われる次の本会議で「一地両検」議案を討議できると述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171019_4531/

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