康楽及文化事務署が8月14日に無形文化遺産の…

康楽及文化事務署が8月14日に無形文化遺産の目録にあたる「香港非物質文化遺産代表作名録」を初公布した。この目録に入っている20個の文化遺産のうち、10個は中国の国家級非物質文化遺産として承認されたもので、「粤劇(広東オペラ)」「涼茶(漢方茶)」「長洲太平清醮(まんじゅう祭)」「大澳端午遊涌(ドラゴンボート水上パレード)」「大坑中秋舞火龍(ファイヤードラゴン)」「孟蘭勝会(盂蘭盆)」などが含まれる▼そのほかの10個は、2014年に候補に挙がっていた480個の中から香港の文化遺産諮問委員会が審議を経て推薦したもので、今年2〜5月に行われた公開諮問でも支持を得た「香港天后誕」「奶茶(香港式ミルクティー)の技法」「あの世グッズ(紙製の供物)の技法」などだ▼奶茶は茶餐庁(香港式大衆食堂)の定番メニューの1つ。昔は1杯10ドルだったのが今では1杯数十ドルに値上がりしてはいるけれど、文化遺産が気軽に味わえるなんて、考えてみればなんとぜいたくなことか。(本)

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