売春界のプリンス、終身刑が確定【華南―社会】

東莞の高級ホテル「太子酒店」の元会長で、組織買春などの容疑で2014年に逮捕された梁耀輝被告の裁判が先ごろ開かれ、終身刑が言い渡された。8月16日付香港各紙によると、事件が明るみに出たのは14年に中央電視台(CCTV)が、同ホテルで04年から大規模な組織買春を行っていると報じたことがきっかけ。その後、当局による大がかりな捜査・摘発が行われた。全人代代表であり、同ホテルの董事長(会長に相当)も務めていた梁被告は「太子輝(プリンス輝)」と呼ばれ、東莞一帯で大きな影響力を持っていたというが、梁被告は13年のわずか1年内に約10万回もの組織買春に関与し4000万人民元を不法に得ていたことが明らかになった。先ごろ東莞中級人民法院で行われた裁判で、組織買春、贈収賄など3つの罪状で有罪となり、終身刑および政治権力の永久剥奪、個人財産の没収、不法所得1000万人民元の追徴が言い渡された。この事件にかかわり同様に逮捕された46人には、1年4カ月から14年の刑期が言い渡されている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=9185

 

Share