欧州の汚染卵問題で中国・タイ産売り上げ増【香港―社会】

オランダ、ベルギーなど欧州の農場から出荷された鶏卵から殺虫剤成分のフィプロニルが検出された問題で、その汚染卵が香港にも輸入されていたことが分かってから、中国・タイ産の卵の売り上げが増えているという。8月12、13日付香港各紙によると、政府食物及衛生局の陳肇始局長は、オランダ産鶏卵の汚染が明らかになって以降ただちに回収しており、食物安全中心(CFS)が欧州から輸入される鶏卵について密接な監察を行い、輸入・小売りの両サイドでサンプル検査を強化しているとコメント。輸入には厳格な衛生証明書が必要で、問題ないという証明がなければ食用として提供できず、輸入もできないと話した。大手スーパーでは、百佳(パークンショップ)はオランダ産の鶏卵は販売していないとのこと。惠康(ウエルカム)は該当するオランダ産の鶏卵はすでに販売を中止しており、購入した客はレシートと現物を持参すれば交換または返金に応じるという。一方、街市(公設マーケット)で中国・タイ産鶏卵を専門に売る店の話では、ここ数日で売り上げが10%余り増加したという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170720_2224/

Share