パーム油汚染、除去ボランティアに応募多数【香港―社会】

珠江河口水域で起きた貨物船の衝突事故によるパーム油の海への流出で、油脂が香港水域にも漂着し、日ごとに悪化している。水質汚染の恐れから閉鎖された公設ビーチは11カ所まで増えた。8月7日付香港各紙によると、特区政府が5日から7日正午までの3日間に回収した油脂は50トンになったが、実際に流出したパーム油は9000トンともいわれ、回収が追い付かない現状だ。パーム油は摂氏50度で溶けるが、油分が水面を覆うと魚が窒息してしまうほか、白い油脂の塊を魚類の卵と間違えて捕食する魚や鳥類が窒息死する恐れがあるそうだ。また油脂はビクトリア湾にも漂流しているため、船舶の航行への影響が心配されている。フェリーは航行時に海水を吸入して機器を冷却しており、海水の濾過装置が備えられているが、仮に海水に油脂が混入した場合、濾過装置に影響を及ぼす恐れがあることから、フェリー運営各社では船長に油脂を避けるよう注意を促しているという。一方、環境保護団体が募集した油脂除去のボランティアには定員を大きく上回る多くの市民が応募し、市民の関心の高さを反映しているようだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170808_2516/

 

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