宝石店強盗、180カラットのダイヤのみこむ【香港―社会】

セントラルの宝石店で7月27日、バイヤーを装った男が店の女性スタッフを襲撃し、1140万米ドル相当のダイヤモンドを奪う事件が発生した。7月28日付香港各紙によると、被害に遭ったのはウェリントンストリートにあり、イスラエル人が経営する「M&B Diamonds Ltd」。容疑者はヨルダン籍の男で、27日午前11時ごろ一度店を訪れダイヤを吟味したが購入せずいったん帰って行った。午後になって再来店し、店主が不在と知ると帰りを待つと言って店に滞在。店番をしていた2人の女性スタッフのうち1人がランチに出掛け、店内に女性スタッフ1人だけになったところで、突然殴りかかり、ダイヤを渡せと脅したという。男は聞き出したパスワードを使って金庫を開けダイヤ17粒(1140万米ドル相当)を盗んだものの、警報が鳴って防犯シャッターが作動したため、店内に閉じ込められてしまった。駆けつけた警察は男が持っていたダイヤ8粒(計123カラット、540万ドル相当)を見つけたが、残り9粒が消えていた。その後、防犯カメラの映像から、男が9粒(計180カラット、600万米ドル相当)を水でのみこんでいたことが判明。男は腹痛も訴えており、病院に収容され取り調べを受けている。男は来港前にインスタグラムを通じて同店店主と商談しており、計画的な犯行とみられている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170714_1978/

 

Share