広発証券、今年下半期の香港市場の見通し

コンサルティング会社JLアドバイザーは7月4日に広発証券のリポートを配信した。2年連続の減益後、香港上場企業の収益回復は持続可能な世界の経済回復と中国経済の安定により順調である。この流れは2018年も続く可能性が高い。持続可能な収益成長は市場の動きの基礎となるとみている。中国本土資本の資産分散(特に保険会社)はH株や香港の大型株に対する購入意欲の安定した流れを確保している。しかし米ドルの潜在的な強さとFEDのテーパリングによる債券利回りの上昇は第3四半期以降、海外投資家からの資金流入を誘発する可能性がある。それは米国市場と共に市場の上昇を抑える可能性がある。第19回中国共産党全国代表大会について楽観的な見通しの中、第4四半期に上昇トレンドが再開する前の第3四半期は弱くなると予想している。今年の力強いラリーの後、HSIの2017年PERは12.4倍となった。2015年の高値水準に近づいており、GFC平均より7%高い。更にHSI 50構成銘柄のうち25銘柄の6月の株価水準は今年の高値を付けた。同社は下期のHSIのターゲットを26900ポイント、PER13倍、または7年間の平均を上回ると見ている。詳細はJLアドバイザーのHP(www.jladvisers.com) を参照。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170622_1364/

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