「長毛」梁国雄氏、またも断髪の危機か【香港―政治】

「長毛」の通称で知られる社会民主連線(社民連)の梁国雄氏(立法会議員)が、男性受刑者に対する散髪は性差別だと主張して裁判に勝訴したことは記憶に新しい。ところが来月下旬に行われる別の裁判で被告である梁氏が有罪となり収監が確定した場合、また髪を切られる可能性が出てきた。6月27日付香港各紙によると、1月に高等法院で開かれた公判で裁判官は、男性と女性に一律に散髪を要求すれば差別は生まれないと述べて懲教署に規則の撤廃や見直しを求め、原告だった梁氏は勝訴。これに対し律政司が上訴し、来年1月に再審理が行われるため、今年1月の勝訴判決の履行はそれまで凍結されることになったのだ。梁氏は壱伝媒集団(ネクストメディア)の黎智英(ジミー・ライ)前会長からの献金をめぐり「公職者行為失当」の容疑でICACに逮捕・起訴されており、7月の裁判で有罪となれば収監される可能性がある。その場合、男性べっ視を主張して勝ちとった判決は空しく、現行の規律に則って男性受刑者の1人として短髪にされるという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16619

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