次期特区政府、国務院が主要高官を任命

国務院は6月21日、第5期特区政府の主要高官21人を任命した。22日付香港各紙によると、任命を受けたのは3司、13局、入境処、税関、廉政公署(ICAC)、審計署、警務処のトップ。3司長の政務長官、財政長官、司法長官はすべて留任。局長は3人が留任。外部からの起用は労工及福利局局長局長に就任する羅致光氏だけで、ほかは横滑りや副局長からの昇進など政府内での転任となり、梁振英政権をほぼ引き継ぐこととなった。発展局局長も当初候補に挙がっていた前立法会議員の謝偉銓氏ではなく、黄偉綸・発展局常任秘書長(規画及地政)が就任する。林鄭月娥・次期行政長官は記者会見で組閣過程で中央に否決された人選はあるかどうか聞かれ、「今日任命された主要官僚はすべて私が基本法にのっとって推薦し、中央の信任・支持を得て任命された」として理想的な内閣と述べた。羅致光氏は民主党の創設メンバーで党内のブレーンとされているが、民主党は20日、羅氏の離党申請が党中央委員会に批准されたと発表。民主党の胡志偉・主席は羅氏の局長就任が民主派と新政府の意思疎通にプラスになるとみている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17653

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