築61年のビルで崩落事故、改造バルコニー

ホンハムの機利士街で6月21日、築61年のビルの一部が崩落する事故があった。23日付香港各紙によると、現場は6階建ての旧式ビルで、崩れ落ちたのは2階に位置する部屋だが、そこは元々バルコニーだったところを改築しガラス窓などで囲った部屋だった。21日午前2時ごろ突然、床が抜け、鉄筋がむき出しになり、部屋に置かれていた冷蔵庫や家具が地面に落下し、ベッドは宙づりになってしまった。当時、部屋の住人2人は寝ていたが急いで逃げ、ことなきを得た。この事故の影響でビルの住人22人が避難し、現在は政府施設や親せき宅に身を寄せている。同ビルは老朽化が進んでおり、今年5月には通報を受けた政府屋宇署が視察を行ったものの、倒壊の危険はないと判断。フラットの所有者たちに補修を促す通知書を送っただけだったという。事故後の視察では1~3階のバルコニーの骨組みが危険だと判明。緊急で取り壊すか臨時の支柱取り付け工事が必要だというが、当局はあくまでビル全体が倒壊する危険はないと話している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17689

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