中環の警察旧跡崩壊、責任者を刑事告発【香港―社会】

旧跡として保存修復が決定していたものの、昨年5月の修復工事中に一部が倒壊した中環の旧警察署既婚者用宿舎の件で、特区政府屋宇署が施工主と設計責任者を刑事告発した。6月1日付香港各紙によると、これは屋宇署がまとめた同事件に関する報告書の内容を受けてもの。同報告書では「建物の補強段階で、レンガ製の支柱と壁に小さな穴を開ける工程で技術的な誤りがあった」と指摘、「そのため柱と壁にかかる負担が増加し崩壊した」と工程ミスであることを説明している。今回、告発されたのは施工主の金門建築と、設計を請け負った同社の梁賜熊氏、そして関連工事を行ったストーンウェスト社の三者。有罪となった場合は、建築物条例違反として最高で100万ドルの罰金と3年の禁固刑が課せられる。すでに東区裁判所では審理申請を受理、7月6日に口頭陳述が行われる。金門建築は今回の報告書の内容について「詳細を読んでいないのでノーコメント」と回答を拒んだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15597

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