公共住宅の入居申請、平均待ち時間4.6年【香港―社会】

公共住宅の入居申請者の平均待ち時間は過去最高を更新し続けていたが、3月の統計でわずかながら短縮したことが分かった。5月12日付香港各紙によると、房屋委員会が11日に発表した2017年3月末現在の賃貸型公共住宅の累積入居申請(当選待ち状態)は27万5900件で、前期(16年12月末)から6400件減少。うち一般(家庭)の申請者は14万7300件で前期から1500件減少し、平均待ち時間は4.6年となった。前期の4.7年から改善し、11期連続の待ち時間延長に歯止めがかかった。非高齢の単身申請者も4900件減少の12万8600件となった。ただし高齢の単身申請者の待ち時間は前期と同じ2.6年となっている。待ち時間の短縮は主に観塘、沙田、元朗で大型公共住宅が完成して供給が拡大し、昨年第3四半期から入居割り当てにこぎ着けた申請者が新たな申請者数を上回ったことによる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16927

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