メーデー連休、本土客18%増も消費鈍く【香港―経済】

入境処が5月のメーデー連休(4月29日~5月1日)の中国本土観光客の延べ人数を発表、58万4424人と前年同期比で17.8%も増加したことがわかった。5月2日付香港各紙によると、香港旅遊業議会の黄進達・主席は「米ドル安や新しいホテルの開業のほか『限韓令』の影響もあったのではないか」と本土客の増加について分析、その一方で「従来の買い物目的は減りつつある」とも指摘している。小売業界からも期待されていた爆買いは沈静化したとみる声は多く、太子珠宝の行政総裁は「去年に比べて売り上げは2割程度伸びたが売れるのは中程度の商品。富裕層でない普通の勤め人の顧客が増えたようで、以前のような高いものから売れる状況ではない」とコメントしている。また旅行費用の節約はホテル代にも及んでいるようで、ランタオ島などのビーチではテントで野宿する本土観光客が多数確認されており、深夜の騒音やゴミに悩まされる周辺住民から警察への苦情がやまない状況だ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17167

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