自転車シェアリング、開始早々トラブル【香港―経済】

香港では4月20日から自転車シェアリングサービス「GoBee.Bike」がスタートした。自転車シェアリングはさまざまな場所に設置されているポート(自転車置き場)から自転車を借りて、その後好きな場所のポートに返却できることが魅力だが、開始早々トラブルが相次いでいるという。24、25日付香港各紙によると、目下利用できるのは新界東部地区で約400台の自転車が投入されている。しかし、利用者が自転車を城門河や草むらに投棄したり、破壊するケースが発生。サービス開始から3日で通算5台が城門河に投げ捨てられたほか、1台は破壊されて部品が盗まれた。こうしたトラブルについて同サービスの創業者は、国際都市である香港のイメージを損なう行為であり、香港に対して失望したと語っているという。その一方で、運営方法の合法性を問う声もある。新界で昔ながらのレンタサイクルショップを営む店主たちは、同サービスは一部の公共自転車置き場をポートとして使っている疑いがあると指摘。公共の自転車置き場が同サービスの自転車に占拠される恐れのほか、公共施設を使って利益を得ているのではないか、と批判している。レンタサイクルショップでは自費で自転車置き場を設置したり家賃を払っているのに、シェアリングサービスの公共施設使用について政府が監督しないのは不公平だと話している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14994

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