入閣見込みの民主派メンバー、回郷証を受領【香港―政治】

林鄭月娥・次期行政長官の組閣メンバーに入るとみられている民主党創設メンバーの羅致光氏が先ごろ「港澳居民来往内地通行証」(通称「回郷証」。香港マカオ市民の本土での身分証)を受領した。4月7日付香港各紙によると、羅氏は3月に回郷証を受領し、すでに中国本土に2回赴いたことを明らかにした。香港深セン大学医院での覚書調印や広州市での高齢者サービス展示会の見学などを行った。羅氏は2004年に回郷証を没収され、14年に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)基本法委員会の李飛・主任が深セン市を訪れた際など2度にわたり臨時回郷証で本土に赴いている。林鄭氏は扶貧委員会の関愛基金専責小組主席を務める羅氏の入閣を望んでいるものの、民主党は普通選挙が実現されない限り党員が政府官僚を務めることは認めないと説明している。党員が政府に参加する場合は離党すべきかどうかも正式に討議されないままとなっている。一方、社会民主連線(社民連)の梁国雄氏(長毛)も6日に香港中国旅行社を訪れ臨時回郷証を申請した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16436

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