林鄭月娥氏、当選後の支持度で梁長官超える【香港―政治】

香港大学民意研究計画はこのほど、林鄭月娥・次期行政長官の支持度に関する世論調査を行った。4月6日付香港各紙によると、調査は行政長官選挙が終了した後の3月27~30日、1002人を対象に行われた。100点満点の支持度は55.6点で及第点。梁振英・行政長官が2012年に当選した際の51.5点を上回ったが、董建華・元行政長官の70.1点、曽蔭権・前行政長官の72.3点に比べるとはるかに低い。支持率は43%、不支持率は50%。前任者と比較した場合については「良い」が55%、「同じ」が24%、「悪い」が11%となっており、梁長官がそれぞれ47%、19%、20%だったのに比べ良好な評価といえる。香港中文大学の蔡子強・高級講師は、梁長官は当選後の最初の日曜日に1万人余りのデモが行われたが、林鄭氏の当選後に大規模な政治動員は出現していないことを挙げ「林鄭氏に対する市民の敵対レベルは梁長官より低いことが表れている。林鄭氏はこの時期を利用して支持が得られることを多くやるべき」と述べた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16913

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