香港城市大学、動物虐待捜査に協力【香港―社会】

香港警察は動物虐待の摘発を強化するべく「動物守護計画/Animal Watch Scheme」を進めているが、このほど香港城市大学(シティー・ユニバーシティ)動物医学院がこの計画に加盟することが決まった。同計画は、政府漁農護理署や愛護協会らと連携し、教育、宣伝、情報収集、捜査の4方面から組織的に動物虐待に対抗するというもので、2011年から始まった。4月3日付香港各紙によると、動物医学院では今後警察のために教育やトレーニングを行うほか、毒餌の検査・解析など、動物虐待事件の科学捜査に協力する。香港では08年から動物虐待事件は刑事捜査部が処理しており、23の警察署管轄区のうち13区に動物虐待事件専門チームが設置されているという。16年に当局が処理した動物虐待事件は前年比19増の69件、28人が逮捕されたものの起訴されたのは9人にとどまった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16800

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