上海福喜からの食材供給を受けていたにもかかわらず、事実とは異なる発表を行っていた件で、香港マクドナルドが７月２７日に謝罪会見を行った。２８日付香港各紙によると、会見の実質的な時間は４分半のみ。同社の黎韋詩・総経理が用意していた謝罪用の文面を読み上げるだけの一方的なもので、報道陣との質疑応答の時間は一切設けられなかったという。この会見には各界から批判的な意見が相次ぎ、評論家の盧子健氏は「質疑がなかったことで、余計に猜疑心を煽る結果になった。会見としては不出来」と切り捨てた。また、香港中文大学の洗日明・教授も「会見を見た人は、まだ表に出ていない問題があるのではないかと疑問を持つはずだ」と苦言を呈した。同社への悪印象はまだ拭われていないようで、消息筋の情報として伝えられているところによると、問題発覚以降の売り上げが通常より５０～６０％も落ち込んでおり、ガラガラの店舗も少なくないという。【関連記事】