民主党の立法会議員７人は行政長官選挙で曽俊華氏を推薦することを決定した。２月１７日付香港各紙によると、選挙委員会で３０票を握る民主党は１６日に中央委員会会議を開き戦略を討議した。胡志偉・主席は会議後、立法会議員の７人は曽氏を推薦するとともに党内で一致推薦はしないが他の２３人の委員に対しても曽氏を推薦するよう勧めたと発表した。民主派政党が行政長官選で親政府派候補を推薦するのは初めて。胡国興氏や社会民主連線（社民連）の梁国雄氏を推薦しない理由として胡主席は曽氏の支持率を挙げ、「民主党は競争力があり幅広い支持を得ている候補者の参戦を確保しなければならない」と説明した。曽氏は当初、政治体制改革について「全国人民代表大会（全人代、国会に相当）常務委員会による２０１４年８月３１日の決定を基礎とする」と述べていたが、民主党と会談した後のインタビューでは全人代常務委の決定を逸脱する提案も認める姿勢を示した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16813