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最新号の内容 -20161201   No:4081
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全人代委員長、占拠行動反対団体と接見

 全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の張徳江・委員長は11月29日、北京を訪れた「幇幇香港 出声行動」(幇港出声)の代表団と接見した。30日付香港各紙によると、幇港出声は「セントラル占拠行動」に反対するため2013年8月に発足した団体。張委員長は「現在はごく少数の者が『香港独立』を宣揚しているだけといっても軽視したり座視してはいけない」と述べ、香港市民に「香港独立」の本質を見極めるよう呼び掛けた。また「1国2制度の堅持と基本法の擁護さえすれば、いかなる者や組織とも交流を望む。中国本土へ来て国家の発展を確かめることを歓迎する」と述べ、一部民主派に対する回郷証交付が近く実現するともみられている。張委員長は幇港出声がサイレントマジョリティーのプラットホームとしての役割を果たしていると認め、1国2制度と法治の擁護者、香港社会発展の推進者となるよう希望を提示した。幇港出声が中核となって14年に占拠行動に反対するデモや署名活動を行った「保普選 反占中」大連盟は、先にも基本法解釈を支持するデモなどを行った。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16275