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最新号の内容 -20161130   No:4080
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パッテン元総督、本土民主前線の梁氏を批判

 香港を訪問中のクリストファー・パッテン元総督は11月28日、香港大学で行われたフォーラムに出席し、あらためて「香港独立」の主張を批判した。29日付香港各紙によると、フォーラムは香港大学学生会と陳方安生(アンソン・チャン)元政務長官の招きでパッテン氏が各大学から集まった学生と対話するもの。質疑応答の際、香港大同窓生である本土民主前線の梁天●氏が「香港人は中共政権に反抗しなければ自らの権利を放棄することにならないか」と質問。パッテン氏は厳粛な表情で「あなたの見方は完全に間違っている。今後数年のうちに中共政権が倒れて香港が独立できると思っているなら自らを欺き人も欺く見方だ」といさめた。さらに独立主張への理解を求めた学生の質問に対し、「学生らが民主や普通選挙の追求を『香港独立』の追求に変えるなら香港人に対する国際的な支持を失い、市民や家族の支持も失うだけ」と述べたほか、「自決」と「独立」の主張は本質的に同じと指摘した。【●=王へんに奇】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16255