『明報』は先ごろ、香港大学民意研究計画に委託して次期行政長官の有力候補に関する世論調査を行った。１０月１１日付同紙によると、調査は３～６日、１８歳以上で広東語ができる市民１０１４人を対象に行われた。梁振英・行政長官、林鄭月娥・政務長官、曽俊華（ジョン・ツァン）財政長官、曽●成・前立法会議長、葉劉淑儀（レジーナ・イップ）新民党主席の５人を候補として支持率を調べた。トップは曽長官の５９．９％、以下は曽前議長（４３．４％）、林鄭長官（４１．９％）、葉劉主席（２５％）、梁長官（１８％）となっている。また民主派支持者のうち７２％は曽長官、親政府派支持者のうち７０．７％は林鄭長官を支持していることが分かった。一国両制研究中心の張志剛・総裁は「梁長官は現職のため社会上のどんな問題でも影響してくるが、曽長官は政治的にデリケートな問題にかかわっていない」ことや２０１２年の選挙時を例に挙げ、世論調査の結果が逆転する可能性を指摘した。【●＝金へんに玉】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15845