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最新号の内容 -20161011   No:4044
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財政長官、行政長官選出馬は「検討する」

 曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官は10月6日、訪問先の米国で記者会見し次期行政長官選挙に立候補する可能性を示唆した。7日付香港各紙によると、外遊出発前に行政長官選挙への出馬について「その計画はない」と答えていた曽長官は、2日後には一転して「引き続き香港に貢献できると思うなら(出馬を)まじめに検討する」と述べた。政界関係者は「曽長官は中央の支持が得られてから辞任して出馬するつもりで、強行に出馬はしない」とみる。中央に近い関係者は「中央が意向を示すのは12月11日の選挙委員会選挙が終わってから」と指摘。選挙委員会の構成を把握し、中央から民主派に至るまで影響力を持つのは何票か分かってから誰を候補者にするか決めるからだという。だが親政府派関係者は、12月以降に選挙活動を始めるのは厳しいため、中央が曽長官の出馬を認めるのはその前となり、11月にも曽長官の辞任があり得るとみている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15818