リテール銀行としては香港で最大級勢力となる恒生銀行と香港上海銀行（ＨＳＢＣ）の両行が、スマホを介したＰ２Ｐ（個人間の資金移動）事業に参入することがわかった。９月２６日付香港各紙によると、名称は「イージーペイ」（転帳易）。運用開始は２６日からで、対象は両行どちらかの口座保有者のみ。資金移動も両行間のみに限られ、他行との出入金は現在できない。ただ、期日は明確にはしていないもののＨＳＢＣのリテール部門主管は「将来的には銀通（ＪＥＴＣＯ）との連携も視野に入れている」と述べ、対象口座を拡大する計画を明かした。導入に関しては専用のアプリがあるのではなく、各行のモバイル対応アプリから登録する形で、電話番号やメールアドレスを紐付けすることによって利用可能となる。利用可能額の上限は他行のサービスと同様で、２日間で３０００ドルとなっている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14491