民主派団体の民間人権陣線は８月２１日、立法会議員選挙で一部候補者が出馬資格を得られなかったことに抗議するデモ行進を開催した。２２日付香港各紙によると、デモ隊は銅鑼湾から金鐘の行政長官弁公室まで行進。参加者は主催者発表で１３００人、警察の推計ではピーク時に７６０人で、事前に申請していた参加者数の２０００人には及ばなかった。香港独立を主張・推進していることから立候補届け出が無効となった頼綺●氏（保守党で香港帰英運動召集人）、中出羊子氏（城邦派の国民香港）、楊継昌氏（民主進歩党）の３人が参加したほか、デモ隊は英国植民地や米国国旗を掲げ、米英政府による立法会選への介入を求めた。参加者数が予想を下回ったことについて民間人権陣線召集人は「民主派の一部政党や候補者がデモを支持しなかったことに失望した」とコメント。特区政府は同日声明を出し「選挙主任は関連法律に基づき厳格に立候補届け出が有効かどうかを決定している」と強調。選挙プロセスに疑問があれば法的プロセスに基づいて処理すべきとあらためて述べた。【●＝雨かんむりに文】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15451