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最新号の内容 -20160822   No:4011
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教育局局長「何でも討論できる」と表明

 特区政府教育局の呉克倹・局長は8月18日、北京に赴き国務院教育部の陳宝生・部長らと会談した。19日付香港各紙によると、呉局長は会談の内容として「一帯一路」戦略に呼応したロシア・アラビア語教育拡充への支援を求めたほか、「香港独立」の問題にも触れたことを明らかにした。呉局長は「独立は基本法に違反し1国2制度を破壊する。学校内で独立の主張・活動が現れてはならない」との立場を示し、教育部の全面的な同意と支持が得られたと説明。同問題は香港の教育政策に属する管轄部分なので特区政府が自ら処理すると強調したほか、「教員の指導の下で何でも討論できるが、すべて基本法が大前提となる」と述べた。香港教育専業人員協会(教協)は、呉局長が学校で独立を討論してもいいと明示したことで「態度は明らかに改善した」と評価した。教協は昨年、中高生への推薦図書リストに独立を提唱する『香港城邦論』を含めていた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15441