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最新号の内容 -20160819   No:4010
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占拠行動の献金問題、保護者らが教協に抗議

 保護者らによる団体が8月17日、民主派団体の香港教育専業人員協会(教協)に赴き抗議活動を行った。16~18日付香港各紙よると、保護者らは「セントラル占拠行動」発起人である朱耀明・牧師に対し献金の詳細公開などを訴えた。朱氏が主宰する「香港民主発展網絡」の事務所が教協となっているため保護者らは教協に押し掛けたものの、教協は朱氏との関係を否定。ただし抗議の手紙を朱氏に渡すことは承諾した。教協には15日にも民間団体「政中香港人」が抗議に押し掛けた。同団体は教協が「言論の自由の名の下に学校への政治汚染を容認し、暗に『香港独立』の宣伝を支援している」と非難した。教協は16日に記者会見を行い、先に教育局が独立問題に関連して「犯罪にかかわったり職業倫理に背いた教員は資格取り消しもあり得る」と指摘したことに対し、「教員への威嚇、専門分野への干渉」と抗議。馮偉華・会長は「教協の立場は独立に賛成せず、教員が学生に独立思想を植え付けるのも同意しないが、教育局の原則はあいまいで、教育界に独立議題に触れてはならない感覚を起こさせる」と批判した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15430