今年末に開通を予定しているＭＴＲ南港島線（東区間）だが、その開通に伴い香港島南区のバス路線が再編される。５月１７～１８日付香港各紙によると、運輸署は新線とルートが重複する１１の路線バスの廃止を検討している。対象となるのは、城巴（シティバス）の７１、６２９Ａ、６２９Ｓ、９０Ｃ、４７Ｐ、９７Ａと新巴（ファーストバス）の７８、９４、９４Ｘ、５９０Ａ、９５Ｂ。アドミラルティーと海洋公園を結ぶバス６２９は、セントラルのスターフェリーピア発着に変更されるという。城巴７５、９７、６２９、新巴６６、海越えバス６７１については運行時間の短縮や走行ルートの変更がある。このほか、新駅と結ぶ新たなミニバス９路線と路線バス１路線を増設する予定だ。一方、新線の予測運賃も発表された。アドミラルティー駅から海洋公園駅まで所要時間は４分で、片道運賃は５．２ドルになる見込み。現行のバスの所要時間２５分より短く、また運賃もバスの１０．６ドルの約半額だ。しかし、九龍東から香港島南部（ＭＴＲで２５～４３分、運賃は１３．８ドルの見込み）のように所要時間は大幅に短縮されても運賃はバス（９０分、１１．１ドル）のほうが安いケースもあるという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14464