食物及衛生局が喫煙者の減少を目的とし、関連条例の修正に向けた提言を行った。４月８日付香港各紙によると、提言の発端となったのは喫煙率の減少が頭打ちとなったこと。男性の喫煙率は減少の一途をたどっているが、女性の喫煙率は２０１０年に３％だったにもかかわらず、１２年には３．１％と微増している。政府では１２年で１０．７％あった香港市民全体の喫煙率を１０％未満に抑えたい考えだ。まず予定されているのが、たばこ包装の警告表示部分の拡大。現在、包装紙の表裏両面の５０％が警告表示部分に割かれているが、この割合が８５～９０％程度になる可能性がある。このほか、クロスハーバートンネルの各バス停も全面禁煙になり、また近年普及が進む電子たばこも、早ければ年内にも何らかの規制の対象となる可能性がある。ただその一方で、たばこ税の増税は今年は見送られている。【関連記事】