香港貿易発展局だより~香港行政長官 来日記念

香港貿易発展局だより《特別編》

香港行政長官 来日特別記念
香港の今を伝える過去最大の対日プロモーション事業
Think Global, Think Hong Kong」11月1日(木)東京で開催

 

香港貿易発展局の先進国向け大型プロモーション事業である「think GLOBAL, think HONG KONG 国際化へのパートナー:香港」が今年11月1日(木)に再び東京で開催される運びとなりました。本事業は2011年9月に英国で初めて開催、翌12年5月に東京・大阪で開催されて以来、年1回香港のビジネス都市としての優位性を伝えるプロモーションとして、米国、カナダ、フランス、イタリア、ドイツの諸都市でも開催されてきました。今回はその概要をお伝えします。
(構成・編集部)


今回は香港特区政府のトップである林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が、香港による日本でのビジネスプロモーション事業として過去最大規模となる本事業に出席するため、昨年7月の就任以来、初めて日本を公式訪問いたします。

初来日する林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官

プログラムにはパネルディスカッション、テーマ別分科会、ビジネス相談・商談会、昼食懇親会などが含まれ、日本と香港の官界、財界のトップリーダーが一堂に集まります。日本と香港の企業が交流することで、香港のサービスプロバイダーと日本企業が協業するチャンスを探ります。

香港貿易発展局は1966年の設立から半世紀を超える歴史を数えます。日本では1971年に東京事務所、1981年に大阪事務所を設立し、日本のビジネスコミュニティーとの協力関係構築に取り組んでまいりました。

こうした地道な努力が実り、本事業の開催に当たっては、独立行政法人 日本貿易振興機構(ジェトロ)、独立行政法人 中小企業基盤整備機構、一般社団法人 日本経済団体連合会、日本商工会議所、東京商工会議所、公益社団法人経済同友会にご共催いただくことが決まりました。

■メインシンポジウム

2012年5月開催時はメインシンポジウムに千人超が参加

オープニングセッションに続き、メインシンポジウムの第一部を実施。香港のビジネス都市としての優位性と、日本企業がどのようにして海外ビジネス拡大のチャンスを香港でつかむことができるかについて、香港のビジネスリーダーが最新の知見をご紹介します。

講演者には其士国際集団(シュバリエ・インターナショナル・ホールディングス)社外取締役の周維正(オスカー・チョウ)氏、第一東方投資集団(ファーストイースタン・インベストメント・グループ)会長兼最高経営責任者(CEO)の諸立力(ヴィクター・チュー)氏、華潤集団(チャイナ・リソーシズ・グループ)会長の傅育寧(フー・ユーニン)博士などが含まれます。

メインシンポジウムの第二部は「香港の機能を活用しアジアで成功を収める日本企業」と題し、日本の有力企業の経営者が、香港でのビジネスの経験と、香港パートナーとの提携に関する実践的なノウハウを共有します。日清食品ホールディングス株式会社代表取締役社長・CEOの安藤宏基氏、三菱UFJ銀行頭取の三毛兼承氏、NEC執行役員副社長の熊谷照彦氏などが登壇いたします。

■テーマ別分科会

本プログラムでは、7つの産業セクターに特化して、日本と香港のビジネスにおける協業の可能性を探ります。香港の官界、財界を代表する諸氏が講演を行います。

◎中国が描く金融成長戦略とその展望(共催:香港金融管理局)
◎中国・アセアン市場とその攻略法(特別協賛:香港投資推進局)
◎スマートリビングとデジタル技術の変容(共催:サイバーポート)
◎ヘルシーエイジング技術の最新動向(共催:香港サイエンス・テクノロジーパーク)
◎人工知能/ブロックチェーン/クラウド/データとスマートシティ構想(共催:香港サイエンス・テクノロジーパーク)
◎日本企業のための法的リスク管理(共催:法務局)
◎快適な暮らしを彩る空間づくりとデザイン(共催:香港デザインセンター、協賛:クリエイト香港)

日本からの講演者としては本稿執筆時点で右ページの各氏の登壇が決まっています(予告なく変更になる場合がございます。最新情報は公式サイトにてご確認ください)。

■開催概要
名称:think GLOBAL, think HONG KONG 国際化へのパートナー:香港
日時:2018年11月1日(木)午前9時〜午後5時30分(受付:8時30分から)
会場:ホテルニューオータニ東京(www.newotani.co.jp/en/tokyo/access)
入場費:無料
言語:日英同時通訳付き
公式サイト:www.thinkglobalthinkhk.com

 

香港から200人規模のミッション団が来日し商談会を実施(写真は2012年5月)

■ビジネス相談・商談会

日本と香港の企業同士が提携や協業の可能性について話し合う格好の場を提供いたします。関連する産業セクターは、金融、IT(情報技術)、リスクマネジメント、デザイン、リーガル(法律関連)サービスなどに及びます。参加者の皆さまが潜在的なビジネスパートナーや投資家と出会う場となることでしょう。

◎サービス分野
日本、香港、中国本土、ASEANを含むアジア地域における法務、税、会計、会社設立に関するお悩みや、グローバルビジネスにおける注意点について、香港の専門家がアドバイスする。

◎ベンチャーキャピタル分野
香港ベンチャーキャピタル&プライベートエクイティ協会のミッション団が来日し、日本企業とのビジネスの可能性を探る。

◎スタートアップ分野
香港のスタートアップ企業からなるミッション団が来日し、日本企業とのビジネスの可能性を探る。

◎食品分野
世界的な和食ブームの中、未知の食品と食材を求めて香港外食産業協会が率いる香港バイヤー約20社がミッション団として来日する。

◎投資分野
日本が持つ優れた産業ロボット、ハイテク製品の購買、日本企業との技術提携を模索するため中国江蘇省から約20社がミッション団として来日する。

◎技術分野
香港のIT(情報技術)業界団体がICT(情報通信技術)分野での日本との協業を目指し、約10社から成るミッション団を率いて来日する。

2017年9月にロンドンで開催した「think ASIA, think HONG KONG」(英国でのプロモーション事業名)に出席した林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官

香港貿易発展局 公式サイト(英語): www.hktdc.com
香港貿易発展局 公式サイト(日本語): www.hktdc.com/japan

日本の講演者の皆さん

メインシンポジウム

安藤宏基
日清食品ホールディングス代表取締役社長・CEO
熊谷昭彦
NEC 執行役員副社長
三毛兼承
三菱UFJ銀行 頭取

中国・アセアン市場とその攻略法

粟田貴也
トリドールホールディングス 代表取締役社長
小間裕康
GLM 代表取締役

 

【人工知能/ブロックチェーン/クラウド/データとスマートシティ構想】

原丈人(ジョージ・ハラ)
内閣府特別顧問

【ヘルシーエイジング技術の最新動向】

藤本佳司
信興集団(シュンヒン・グループ)グループ・ストラテジック・ディレクター

【日本企業のための法的リスク管理】

中村祐子
ディーコンズ法律事務所パートナー、日本関連部門長

【中国が描く金融成長戦略とその展望】

 

 

大島眞彦
三井住友銀行 専務執行役員・国際部門統括責任役員
Share