元ミス香港が王冠を借金の担保に【香港―芸能】

1995年にミス香港に選ばれた女優の楊●儀が、ミス香港コンテスト優勝時に授与された王冠を借金の担保にしていたことがわかった。6月5日付香港各紙によると、米国の金融会社が先ごろ楊とその夫が取締役を務める会社を相手どって、借金および利息の計376万ドルの支払いを求める訴訟を起こした。夫妻は2014年12月と15年11月に計240万ドルの借り入れ契約をした際にミス香港の王冠と米カリフォルニアに所有する不動産物件を担保にしていたという。2期分は期限内に返済したものの、以降は滞ったままで、担保である王冠と不動産の引き渡しも拒否したことから、訴訟に発展した。王冠は年代や会期によって素材、デザインが異なり、95年はゴールドにダイヤモンドがあしらわれ、ローブ、ステッキなど一式で123万ドル相当の価値があるという。2003年の夫妻の結婚式では新郎がその王冠を頭に載せて新婦を迎えにいくという演出があり、話題を呼んだ。王冠の価値について、歴代ミス香港の意見はさまざまだ。85年の優勝者である女優の謝寧「私の王冠はダイヤモンドじゃなくてガラス、ただの道具よ。本物はブローチだけ」と話したほか、93年の莫可欣は「ステッキだけ本物だった。だから王冠はタオルに適当にくるんでクローゼットにしまっている。友達がみんなかぶりたがるので、出しやすいところに入れているのよ」、94年の譚小環は「王冠は箱に入れてベッドの下に保管している。湿気に気をつけているけど、もうすでに錆びてしまったわ」などと話している。【●=女へんに宛】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180529_10655/

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