売春婦殺害、被告はバイアグラのせいと主張【香港―社会】

2015年8月に油麻地で売春婦(当時45歳)を刃物で20カ所以上も刺して殺人容疑で起訴された男(23歳)の裁判が5月23日に開かれ、犯行の動機が明らかになった。5月24日付香港各紙によると、被告は殺意を否認している。現場は売春街として知られる新填地街のビルで、個人経営の売春宿が多く入居しており、被告は事件当日、被害者の店に入る前に隣の店で800ドルを払って性的サービスを享受。その部屋に泊まって夜を明かそうとしたが断られたため、ちょうど隣だった被害者の店へ行くことにしたという。ところがバイアグラを飲んで頭痛と眠気に襲われ、眠ろうとした被告を被害者がたたき起こし、料金を払うよう催促したことからカッとなって刺したと供述している。しかし裁判官は「殺意を否定する動機として成り立たない」とこの主張を退けた。また公判では、被告が犯行前に警官から職務質問されていたことも明らかになった。その際の持ち物検査でバイアグラを所持していたことが記録に残っているという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=12636

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